支配構造:支配者は自由、国民は制限

改正個人情報保護法を施行!企業保有の個人情報、本人の同意無しで提供可能に!加工の条件付きで

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17019.html

5月30日に改正個人情報保護法が施行されました。この法案では企業などが保有している個人情報について、加工をすれば本人の同意を得ずに、そのまま第三者に提供することが可能になると定めています。いわゆるビッグデータとして円滑に個人情報を有効利用するのが目的で、国会の審議では漏えいや解読のリスクを指摘する声も出ていました。

フェイスブック中傷投稿に「いいね!」、スイスで有罪に…日本ではどうなのか?

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17038.html

スイス・チューリヒの裁判所は5月29日、フェイスブックで動物保護活動家を「人種差別主義者」「反ユダヤ主義者」だと中傷する投稿に対して、「いいね!」ボタンを押した男性被告人に対して、4000スイス・フラン(約45万円)の罰金を科す判決を言い渡した。AFPによると、数人の被告人が、自身がした動物保護活動家への中傷コメントを理由に有罪判決を受けているが、この男性被告人は、「いいね!」を押しただけで有罪になったという。

庄司智春、胃の中に8匹ものアニサキス 胃の中血だらけ 医者も驚く

http://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E5%BA%84%E5%8F%B8%E6%99%BA%E6%98%A5%E3%80%81%E8%83%83%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%AB%EF%BC%98%E5%8C%B9%E3%82%82%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%82%B9-%E8%83%83%E3%81%AE%E4%B8%AD%E8%A1%80%E3%81%A0%E3%82%89%E3%81%91-%E5%8C%BB%E8%80%85%E3%82%82%E9%A9%9A%E3%81%8F/ar-BBAXIt9#page=2

 お笑いコンビ品川庄司の庄司智春が10日、フジテレビ系「ノンストップ!」で、寄生虫のアニサキスによって起こるアニサキス中毒の体験を生々しく語った。通常1匹でも相当な痛さだと言われる中、庄司は8匹が胃の中にいたといい、医者から「よく我慢できたね」と驚かれたという。

(ジュゲの感想)

個人情報保護が全く保護になっていないばかりか積極的に活用される事態になっております。これは支配者側、提供者側にメリットがあるのであって受ける側にメリットはほとんど無いでしょう。個人を特定出来なければビッグデータを企業が活用していいという具合に施工されたのですが、当然ながら紐付けは出来るし、紐づけされた状態で保存されていることは間違いないでしょう。これまでは暗に企業がやっていたことを公に認めることで更なるリスクの増大を生み出します。当初より個人情報保護は警鐘を鳴らされてましたが、「個人情報が保護されるなら」と国民には受け入れられていた印象です。その結果がこれです。恐らく更に発展する可能性がありますが、逃れることは出来ません。問題なのは、これほど広るがると、当人がサービスを利用していなくても、自分の親、兄弟、息子娘、親戚、友人が利用することで勝手に紐づけされてしまいます。

2番めは一方で国民の権利はどうなっているかというと寧ろ狭まる傾向があるというもの。安易に誹謗中傷に加担することで罰せされる法律がスイスで施行されたニュース。これはスイスの話ですが、今後広がる可能性があります。これは一見良さそうですが、支配者側は罰せられず、それ以外の大多数は監視され、取り締まられ、罰せっられる、という点で非常に危険が伴います。何故なら、1のニュースからわかるように、そうした情報を容易に収集出来るのは支配者側だからです。更に支配者側なら自らの不始末を電子データ上でもみ消すことは簡単であり、已に日本でも財務省がデータが消したのに何も問題として問われないのと同じです。これを国民側がやるとさっくり罪人扱いになってしまう。

3つ目の記事は食中毒でアニサキスが猛威を奮っているというものですが、実はこのニュースに関連して劇的に鮮魚が売れなくなったといったニュースが流れました。これは2番のニュースに当てはめると、仮にアニサキスが怖いから生魚は食べたくないという個人的感想を流したとしても、ある人が発端になった場合、そうだそうだとリプした場合、企業に損害を与えたということで場合によっては罰せられる可能性を秘めているという点です。恐らくバックの強さによってその強権性は変わってくるとは思いますが、何れにせよ言葉狩りというのは加速するものですから、最初は正当性がある取締りでも最終的には魔女狩りまであっという間に発展する危険性があるという点で関連していると感じました。これは大袈裟に見えて、過去にそうした歴史を通っているわけですので、当然ながらまたやる可能性は少なくありません。個人的にはアニサキスが流行っている魚の裏側も怖い。

支配構造:支配者は自由、国民は制限」への2件のフィードバック

  • 2017年6月18日 9:00 PM
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    そういえば昔、かいわれ大臣なんてのがあったような……。

    個人情報が使われる方法はいくらでもあっても、消される方法なんてないんだよね。

    たしかに個人のデータなどは今後の商売においては大事なものなんだろうけど、情報が更新されずにDMなどで辛い記憶が蘇る人も少なからずいるわけで。

    便利な世の中になったとは言うけど、それだけ犠牲も大きいんですな。

    • 2017年6月19日 4:50 PM
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      人の噂も七十五日と嘗ては言ったけど今は違うと感じる。
      昔の黒歴史は消せたけど、ネットに流れた、流された黒歴史は生涯消えることが無い可能性が高い。

      ほんと、情報が更新されないデータって害悪で、未だにウチには20年以上前にいた相手へのDMや電話がある。毎度のことながら「いつの話だよ」って思う。
      企業って情報を買うことには熱心だけど情報のメンテって膨大に時間を食うから大概ろくにやっていないと思われる。

      Googleの裁判で「忘れられる権利」というのが争点になって最終的には事情もあり権利が認められたけど、現代は訴訟を起こさないと認められないとか意味不明だよ。
      しかも権利関係はサービスによってマチマチで、twitterあたりだと呟いた情報の権利はtwitter社にあり、転載も個々人に許可の必要は無いようだけど、他では違う場合もある。全くもって複雑。
      ほんと犠牲が大きい。大きすぎる。挙句に扱う側が責任能力も倫理観も欠けているとなると・・・ヤレヤレ。

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