ゲーム論:ガシャ:絵に描いた餅の消費者庁

47NEWS:共同通信:グラブル騒動、違法性なし
消費者庁、出現率調べ判断
2016/6/4 16:51

http://this.kiji.is/111734236282963445

 業界団体は表示の自主規制を進めているが、専門家からは「射幸心をあおり問題だ」と法規制を求める声が根強い。

数十万円を注ぎ込んでも当たらない、スマホゲームのグラブル騒動に消費者庁が結論!政府「違法性は無い」

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-9749.html

イヤイヤ、あまりにも酷すぎるとから規制をしてくれと利用者の方達が抗議しているわけで、違法性の有る無しが問題ではありません。違法性がなければ、規制の範囲を厳しくするのが政府の仕事でしょ。

(ジュゲの視点)

イヤイヤイヤ!消費者庁はア4の集団ですか?まー、知っててわざとやっているのでしょうが。としたら袖の下でも貰っているのでしょうか・・・などと勘ぐってしまいます。役人マニュアルの東大論法そのもので、相手の意図を知っていながらワザと知らないふりして「ほ~ら、言われた通り調べたよ」と答え、時間稼ぎをする。そして静かになるのを待ち、静かにならなかったらまたワザと違う論点から調査しの繰り返し。それにしても政府機関というのは搾取が前提ですね。もっと驚くのは、その搾取を是とする政党を支持する人が多い点ですが。

ガンオンやガンジオを見ても思うのですが、業界団体の自主規制なんていうのは名ばかりのもので単なる時間稼ぎと目眩ましに過ぎないわけです。こうしたことが続く結果、日本のゲーム業界は結果的に衰退し、無料ゲームのせいだとか、無課金のせいだかとか、新聞社みたいに言い出すわけなのです。私がガシャには1円もお金を払わないのと、ガシャ主体のゲームには金を極力払わないようにしている理由でもあります。こうした業界をここまで膨張させたのはユーザー側の責任でもありますからね。

とはいえ、最近ではパッケージ型ゲームもきな臭くなってきました。パッケージ料金プラスαで課金武器、課金ステージ、課金アイテム等、二重、三重に課金させようとするものが増え、それそのものはゲーム性を損なわない範囲であれば構わないと思うのですが、中には最初から課金アリキの調整をしているゲームも散見されつつあるようです。こうした行為はゲーム業界全体の衰退しか生まないと思うのですが。もう少し賢く、例えばガンオンであればMSデータ等をそのまんま使ったオフゲーなんかを開発してもいいと思います。価格を1000円とか、高くても1500円ぐらいで発売、それが気に入ればオンラインへの流入減少もあると思います。

黒い砂漠にしても音楽や景色が非常に素晴らしいものなので、そこにストーリー要素を強化した「○○編」みたいな形で主要登場人物のアナザーストーリーを追ったゲーム内ゲームをオフラインRPGとして再調整して出す等でも十分価値があると思います。ガンオンにしても黒い砂漠にしてもサーバーのラグが酷すぎて、もう一声オンラインでは楽しめない側面もある為、いっそオフゲーやそれまで同様の少数強力プレイのゲームパッケージとして再販した方が面白いのではないかと予てより感じておりました。

この発想そのものは実は昔からあり、PSO2やMHが初代でした。厳密にはそれらの逆バージョンです。あれはオフラインからオンラインへ誘うものでした。オフラインでも一通りのストーリーがあり、そのデータをオフラインでも持っていける。そういうものです。今でこそなくなりましたが、オフラインで自らを鍛え、ある程度自信がついたらオンラインへといった流れがあり、逆にオフラインで肌に合わなければ、オンラインにはいかないという選択肢もありました。この逆パターンで、オンラインゲームなんだけど、オフラインでも遊べるゲームがあるという風にすると、開発コストも安く1本作れ、その為に価格も遥かに抑えられ、それでいて世界観やキャラクターが気にったらオンラインへの流入にも繋がるに思います。

ガンオンレベルはともかく、黒い砂漠レベルのクオリティで全く新しく1本作るというのは開発コストや時間の問題からいっても負担が大きすぎます。こうした対策は完全に時期がハズレてしまったゲームに関しては効果が薄いことが考えられ、まだ多少なりとも採算性が取れるオンライン人口が確保出来るうちに取り組むことが望まれます。嘗てはグラフィックの進化が早すぎてこうした施策は無理がありましたが、現状を見るにほぼ十分なレベルには着ている為に可能な方法に思います。