人間模様:嘘だった世界一、虚言癖

「ゲーム世界一」嘘だった…朝日と上毛新聞掲載
2016年09月28日 06時08分

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160928-OYT1T50004.html

朝日新聞社と群馬県の上毛新聞社は27日、同県太田市の臨時職員の男性(23)が海外のゲーム大会で優勝したと報じた同日付朝刊の記事が虚偽だったとして、記事を削除するとともに、謝罪のコメントを出した。

問題の記事は、臨時職員の男性が、20~21日にフランスで開かれたゲームの国際大会に参加し、対戦型格闘ゲームの部門で優勝したという内容。上毛新聞は「上毛スポーツ」で、朝日新聞は群馬版でそれぞれ掲載した。

男性は26日に市役所で記者会見を開き、優勝を報告したが、翌日、記事に対する疑問の声が寄せられた。同市が男性を問いただしたところ、渡仏しておらず、虚偽と認めた。

(ジュゲの視点)

中学時代に虚言癖とまではいかないものの、息を吐くようにホラを言うクラスメイトがいました。彼を思い出しましたね。当然ながら誰からも相手にされないのですが、ホラさえ除けばそう悪い男じゃなかったものですから、「どうしてなんだ!?」と聞いたことがあるんですが、彼は最後には正直に言ってくれましたね。「自分でもわからない」これだと思いました。ま~・・・親がまずかったんでしょうね。質というのはありますが、質は環境や育みで抑制がある程度きくと思うんです。ジョジョに出てくる吉良吉影みたいなのは限りなく無理でしょうけど。ロシアの世界最悪のシリアルキラーについて読んだ時に思いました。無理だと。理論的には不可能ではないのでしょうが、そこに係る労力を思うと収支が全く見合わないですから。社会はシビアですから。後はもって生まれた運次第なのでしょうが、そうした人というのはそもそも運が悪いものでしょうし。

彼のfacebookからも日頃から嘘をついていたようで、しかもかなりの念の入用です。何せわざわざネット上の写真をパクってきてドイツやフランスへ行った証拠として提示していたぐらいですし。彼はもう厳しいですね。後に「引くに引けなくなった」と証言していると伝え聞きますが、もし言葉とおりなら、新聞社の取材に対してあの顔は出来ないでしょう。つまり、「引くに引けなくなった」という発言がもう既に虚言なのだと考えられます。事実を元にした嘘というのは見分けづらいですが、本心ではないように思います。人間というのは正直なものでどうあれ本心は出てしまうものです。本当に困ったと思ったらそれは出るものですが、それがありません。彼は純粋に取材されて喜んでいる。つまり本心じゃないんですね。

こうした虚言タイプの方というのはその場は全力で入り込んでいるので他人にバレづらいという特徴があるに思います。普通の人間なら前後の脈絡で考えるものですが、こうしたタイプはそれが希薄、もしくは無いように思います。嘘に浸って楽しんでしまう傾向がありますね。妄想癖といいましょうか、観念的なんですね。ある意味では頭がいいが故なんですが。だから口を開いたら簡単に嘘を言える。何せ前後がないので、嘘を言った瞬間に真実とか嘘とか関係がなくなる。スパイとかしたら優秀なんでしょうが。承認欲求が強く、自己を高く評価し、自分が社会的に評価が低いと思っている節がある。その溝を埋める丈のホラなんでしょうが。彼はいずれまたヤルでしょうね。