健康:睡眠時間と魅力の関係

「良く寝る人は美しい」は本当だった=カロリンスカ研究所

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-39997349

人が良く寝ると美しくなるのは本当だと、スウェーデンのカロリンスカ研究所でこのほど実施された研究で示された。睡眠不足の人は他人の目にも魅力が減じるという。研究者たちによる睡眠の実験では、睡眠不足が数夜続くだけで人は「はるかに」醜くなると明らかになった。(中略)言い換えれば、人は病気の可能性がある人とは一緒にいたくない一方で、精力的で健康そうな人は非常に魅力的に映ることになる。

(ジュゲの感想)

ここでは睡眠不足に伴う心身や対外的なデメリットを上げた実証研究の一結果が出たとのこと。日本でも睡眠負債と言われ昨今地上波で取り上げられ話題になったとか。個人的な経験からも、この研究結果は非常に判るものです。

一般論というのは極めて残酷で間違いあります。睡眠時間というのは一般的に8時間とも言われてますが、これは睡眠学からすると間違いのようです。日本人はなんでも平均値を出さないと気がすまない傾向がありますが、この平均値がいつの間にか目標値にすげ替わるのが致命的です。

私が知る範囲内でしかありませんが、最近の研究では人に必要な睡眠時間4~12時間と言われているように思います。実に3倍も開きがあるのです。8時間と言われても4時間の人からすれば倍です。12時間の人からすると4時間も少ない。これは医学にかぎらず学問でも度々起きる問題を内包しており、自分の必要な睡眠時間は自分だけのものであり、平均値なんて無意味。単なる参考値です。「あ~なるほど、それで平気な人が少なからずいるんだ」という程度の意味しかありません。なお、6~8時間を正常の範囲とし、低い方と多い方を一つの障害として位置づけております。多いほうが過眠症で私はコレに該当します。なお、治療方法はあるのですが治らないものです。治らないというより正常なんです。明石家さんまさんみたいなのは逆ですね。

自分の必要な睡眠時間をまず知らない人がほとんでしょう。私が専門医から聞いたところによる部分と自ら調べたもの、自己の経験則を盛り込むなら「これ以上眠れない」という状態で目覚ましを鳴らすことなく1ヶ月眠った場合の平均値。それがご自身の本当に必要な今の睡眠時間です。「計測自体が無理だよwww」という声が聞こえてきそうです。仰る通り。だから判らないのは当然です。

ただし本当に必要な睡眠時間は判らずとも、多いか少ないかはすぐ解ります。「眠い」と思ったら足りてません。それだけです。睡眠時間というのは連続睡眠時間だけではなく日中に寝た時間、仮眠も含まれます。私の親しい80歳以上の大先輩方から聞くに、連続して眠れるのは4時間程度のようですが、昼間結構寝ております。トータルすると8時間ぐらい寝ていると考えられます。その場合、その人の必要な睡眠時間は8時間となり、1日のうち何時でもいいから8時間眠れれば人体の運行に支障はきたしません。

ところが少ないとパフォーマンスの低下、集中力の低下、内蔵機能の低下、外観の劣化等、ありとあらゆる弊害出てきます。私の経験で最も困ったのは「腹黒いと思われる、怖い、不機嫌」これが一番かもしれません。常時足りてないのでどうしても精気がない顔になりがちで基本的な思考ベースとして「面倒くさい」というのが内在します。肉体的にシンドイわけです。ところが、これを外側から見ると、普通の顔=精気が無い顔=何を考えているかわからない、不穏なことを考えている=腹黒い、怖い、良くて機嫌が悪そう という妄想のコンボを生み出してしまう。単に「眠い・・・キツイ・・・」って顔が勝手にそう思われてしまう。なので芝居であってもわざと表情を作るぐらいのことをしないと印象が最悪なのです。これは相当なデメリットで、社会人時代に、これが原因で足元を救われそうになったこともあります。ぶっちゃけ相手の思い込みなんですけどね・・・。(;´∀`)

コミュニケーションをきちんととり、相手の言うこと正直に信じればこうした問題はおきないはずですが如何せんそうもいかないようです。睡眠時間は本当に大切ですよ。精神はもとより肉体にもリスクや細かいトラブルを抱え込み、それが崩壊する頃には大変な事態に巻き込まれます。寝る子は育つじゃないですが、お年寄りでも、よく寝ている老人は元気ですが、よく眠れない老人はやっぱり不健康な印象です。そもそも不健康だと長時間眠れないですからねぇ。日本人の睡眠時間は世界的にみても飛び抜けて異常に少ない。これが発想力の低下や行動力の低下を生み出しているとも言われており、しっかり寝たほうがいいですよ。

健康:睡眠時間と魅力の関係」への2件のフィードバック

  • 2017年7月30日 11:44 PM
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    睡眠時間をしっかり取れる人は羨ましい。
    仕事がら寝れない日が月に数日あるのでやはり体調的におかしいと思うことはありますね。
    ただそれが当たり前として体に馴染んでいることも否定できませんが。

    私たちの業界では睡眠時間は貯金と同じでそれで満足する人もいれば、出来ない人もいるということでニーズに沿った自己満足という考え方もあります。

    • 2017年7月31日 1:23 AM
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      どうしてもリズムを刻むことが出来ない職業の人は大変だよねぇ・・・。統計でも良くない数字が出てますし。後は本人のポテンシャル次第なんでしょうが。

      私の読んだ脳関連の本では「慣れる」というのは「脳が諦めて」鈍になるだけなので、肉体には負荷として刻まられる、というような考えもあるようです。

      私の個人的感覚とは違うんだけど、最近読んだ脳と絡めた睡眠学の話しだと貯蓄は出来ないそうで、寝だめは無いそうです。

      とはいえっても、担当医の話し辺り伺っても、「まだまだ未解明の部分が多い分野だから正直を言えばわからないんです」って言われました。納得って感じ。

      ニーズ沿った自己満足かぁ、なるほど。この場合のニーズというのは意識側のニーズなのかな?それとも無意識側のニーズなのかなぁ。どうなんだろう。何にしても難しいねぇ。最近本当多い。特に眠れない側の人。知り合いにも老若男女いる。

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