人工知能:飛躍的に進化し続けているAI

グーグルの人工知能、今度は「モザイク画像の被写体を特定」する

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170210-00010002-wired-sci

グーグルのAI開発チーム「Google Brain」のコンピューター科学者たちは、今回の研究成果で、写真の解像度を上げられるだけでなく、その処理中に「欠けている細部」を埋められることも示した。研究論文「Pixel Recursive Super Resolution」によると、グーグルの研究者たちは、有名人の顔写真や寝室の写真を使ってシステムをトレーニングしたという。

(中略)人間にはほとんど認識できない不鮮明な写真を、人や部屋をはっきり表す画像に変換できる。

「人工知能がつくった映画予告編」と「人間がつくった映画予告編」を見比べる

http://wired.jp/2016/09/05/ibm-watson-film-trailer/

リドリー・スコットが製作した人工知能(AI)をテーマにした新作ホラー映画『Morgan』。そのトレーラーを、IBMの「Watson」が作成した。AIがつくる初のトレーラーの出来栄えは? 人間がつくった公式トレーラーと合わせて紹介。

ASKAのアルバムに星5が440件以上の高評価! → ASKA「実は僕が全部書きました」と告白

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1916123.html

“本もアルバムも、みなさんのところに届けることができて、本当に良かった。
そして、ここでのみなさんのコメント、amazonに寄せられたアルバムのレビュー。
五つ星を、たくさんいただきました。

でも、あれ、
実は、僕が全部書いたのです。
大変でした。
自分のアルバムを褒めるのが。
これからはASKAではなく「SAKURA」と、呼んでください。

今から、また、「アルバム最高!!」と、書きにいきます。
ひとり大衆をしばらく続けます。”

(ジュゲの感想)

ちょっと冗談みたいなスピードで進化しているのが人工知能。これは凡そこれまでの家電>コンピューター>インターネットの進化速度を遥かに凌駕する速度で、こうなると5年後、ましてや10年後なんて全く想像できない世界に進展しそうです。これは最早SF映画並のでき事。日本でもう一つパットしたニュースのない分野ですが、アメリカやイギリスでは人工知能最先端をいかんなく発揮しているようで、特にアメリカではGoogleのように専用プロジェクトBrainですでに幾つもの実績を残し、弁護士、警察、企業におけるメールサポート等で一年前には実戦導入され成果を上げているようです。特に警察に導入された人工知能はまさにアニメPSYCHO-PASSに類似しており、犯罪が起きそうな場所に適正な数と装備を配置したり、犯罪が起きそうな時間等にもそうした配慮をすることで能率的で無駄のない実績を残している。その上で、犯罪傾向の分析をしている等アニメのような様相を呈しております。

これまで聞こえてきた人工知能のニュースはデータを分析し攻略する最も人工知能の得意とする分野だった。人口無能時代から知っている私等の感覚からすればブレークスルーのあった現代なら「なるほど」と多少なりとも頷けるものがある。進化速度が想像を絶する点を除けば。ところが2点目の記事になると話は違ってくる。映像が音楽も一つのデータではあるが、それをどう解釈するかというのは極めて曖昧な世界になってくる。人工知能が予告編を作るとは。。。これは丸っきり想像も出来なかった世界である。似た取り組みというのはあったが、予告編というのは単に繋げばいいというわけではない。編集というのは編集者側に「意図」を設ける点で大きく違う。(ま~実際売るのが主眼な予告ばかりで本編蔑ろなのが多いわけですが)

これは今まで人間が行ってきた創造的業務すら人工知能である程度なら出来てしまうということを示す。現在あらゆる所で動画は投稿されており業務を圧迫している。先日のニュースでもある不動産会社の動画を女性担当者が適当にアップしていたら仕事中に私電話をしながら作業していたようで電話の内容が録音されたままアップされて炎上していた。ほんの数年前までなら考えられないことだが業者を使わず内部の素人を使うが故に確認すらされずにアップされる。これらは安くすむようで一瞬で会社の信頼、つまり株価を落とすに足る事象に発展してしまう。しかしこうした作業は余の部分であるがゆえに、外部に委託するお金をかけられない内情は確実にある。ほとんど彼らのやっていることは「最新の流れにウチは乗ってますよ」という体裁をとっているに過ぎない。そこでこうした人工知能があれば、人がいらずに間違いなく、当たらずしも遠からずの安牌な動画を編集してくれ、自動でアップもしてくれるようになる。映画の予告編としてはもう一声な人工知能だが、少なくとも既にこれで十分以上な成果を上げる業種は多いだろう。

パクリ事件で話題になった現代のアート表現が実は創造的表現ではなく編集的表現に染まってしまっているという事実を意図せず詳らかにしてしまったが、それは人工知能が最も得意とすることである。人工知能はデータを元に分析し、指示に従った偏りをもたせ再構成する、つまり編集的表現だ。彼らの仕事が無くなるのだ。私も言われたことがあるが「デザインなんて土台わからないんだからなんでもいいんだよ」これに集約される。人気が出れば良いデザインとされ、人気が出なければ悪いデザインとされる。多くにモノはデザインなんてほとんどどうでもいい問題なのだ。何せ作っている側がどうでもいいのだから、そのどうでもいい結果をみて良し悪しを言っている時点でどうでもいいわけである。デザインや理念が駄目だから買わないという人は限りなくゼロに近いだろう。であれば、人工知能の方が真っ当なデザインを提供しそうだ。逆に創造的表現に関わっている人は抜きに出るだろう。創造的表現をするには人工知能は自我を持つしか無い。そもそも創造的表現の意味すらほとんどの人はわからないと思われる。裏を返せば実務的には必要とされないとも言えるかもしれない。

3つ目の記事は、兼ねてより購買時の参考にレビューを読んできた人間なら常に念頭にあったであろうニュース。既にこの分野(サクラ)は人工知能で実用性が認められた部分でもあるようで、今後人を使ったものは減っていくと予想している。このケースは本人がなりすましでレビューを書いていたとを暴露し世間を笑い者にした例である。実際読めばわかるほどサクラな情報は少なくない。特に密林は多いのではないだろうか?購入時に買ってもいない、見てもいないのに意見や感想を100%思い込みで書く人は驚くほど多い。当然ながら全て妄想なので参考にはならない。買った人と買っていない人、サクラとでは文章を読めば違うことに多くは気づく。食べログ問題にしてもサクラは常に常駐なので私は評価ポイントは必ずしもあてにはしない。感想も「良かった」とか「凄い」とか「これはいい商品です」とかザックリしたコメントは無意味。逆に本体と関係ないコメントも無意味。文章というのはどう変形しても個性が出るので彼の懇切丁寧な自作自演と仮称するコメントも恐らく似たり寄ったりだろう。サクラや自作自演に限らず参考にならないのがマニアやオタクのコメント。それらの多くは内容や質を一切吟味せず最初から全肯定なので結論ありきの言葉を諳んじる。当然ながら無意味だ。

中でも最も厄介と感じるのは、本当に購入したり見たりしたのだが、余りにも購入者が無知であったり稚拙だったり、単に使い方を解っていなかったり、沸点が低すぎて実際の意見にも関わらず全く参考にならないケースだ。それらの無数の地雷を数々避けきって本当のコメントに到達する頃には結構疲れ切ったりするので、最近はザッと見て「あ!コレとコレとコレだな」と参考になりそうなのを幾つか見つけたらそれ以上は探さないようにする。こうしたレビュー地雷を避ける方法として、同じジャンルの違う小品や作品のコメントを読むというのは手に思う。結構これで地雷を踏むのを回避できたことがある。やはり最終的には自らの見識と鑑識眼を鍛えて自ら選ぶのが最も確実だろう。便利な時代を等に過ぎてしまった感がある。これからはここに人工知能が参戦するのでよりカオスになることは確実だろう。